火災予防運動に合わせた限定デザイン。可愛らしい消防車の形が目を引く、定番土産のパッケージ

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旅行や出張時のお土産選びには、「どれにしょうか」と頭を悩ませる方が多いでしょう。食べ物ならば、やはり美味しさは外せません。そして受け取った方に喜んでもらうためには、見た目のパッケージデザインもこだわりたいところです。
全国各地に“定番のお土産”がありますが、大阪といえば「551蓬莱の豚饅」が挙げられるでしょう。そんな551蓬莱が、期間限定で「消防車パッケージ」の商品を販売しています。

『551蓬莱』は地元民のみならず、お土産物としても大人気の肉まん。赤と白のパッケージが特徴的で、土産物屋などでは目を引きます。そんな551蓬莱が、火災予防運動に合わせて販売している限定パッケージ。その見た目は、火災予防にちなんで消防車のデザインとなっています。

パッケージデザインのご紹介

真っ赤な長四角の箱。全面には消防車のデザインが細かく描かれています。平面の箱ながら立体感があり、放水ホースやハシゴなどまで本物の消防車に近いデザインです。箱上部には「豚饅」の文字が黒色で書かれており、その横に、ハシゴを登る消防士の姿まであります。そして車体後方に書かれているのは、火災予防運動の期間。551蓬莱のカラーである赤色が、消防車のデザインにマッチしたパッケージです。

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このパッケージデザインに関する個人的見解

真っ赤な消防車デザインのパッケージですが、もともと551蓬莱は箱に赤色が用いられていたため、店舗で販売されていてもあまり違和感はありません。しかし真っ赤な箱は、それだけで存在感があります。
消防車の装備まで細かく描かれたイラスト、そしてハシゴを登る消防士などからは、遊び心を感じられるでしょう。子どもなら、その見た目だけで飛びついてしまうのではないでしょうか。またお土産としても、定番ながらいつもと違うパッケージは、より多くの方々に喜ばれそうです。

このパッケージデザインは、過去にも火災予防運動に合わせて何度か展開されています。基本的なデザインは同じ。SNSを見てみると、パッケージデザインについて多くの投稿が寄せられていました。

「551の蓬莱の豚まん、パッケージが消防車仕様で可愛かった(^^)」(@yukichannel111)
「うわ!蓬莱の箱消防車や!可愛い!」(@akinocchi_vc)
「親が関西から帰って来て551蓬莱豚まんくれたけど、パッケージが大阪市消防局の消防車仕様だった。かわいい。」(@shud_0622)

消防車といえば大きくがっしりした印象ですが、パッケージは“可愛さ”が際立っているようです。これなら男女問わず、受け取って嬉しいおみやげと言えるでしょう。通常、豚饅といえば、食べ終わったら箱は捨ててしまいます。しかしこの消防車パッケージなら、キレイに取っておくことで子どもが遊んだり、入れ物に使ったりできそうです。

551蓬莱の公式ホームページを見てみると、消防車パッケージの限定販売に関するお知らせと共に、以下のようなメッセージが添えられています。

「11月9日(木)から15日(水)までは秋の火災予防運動期間です。お出かけ前、お休み前には必ず火の元を確かめましょう」(公式ホームページ より)

イベント等とコラボレーションする限定パッケージはよく見かけます。しかし多くの場合、その目的は販売促進や宣伝にあるでしょう。しかし551蓬莱の場合、それ以上に火災による火事の予防が全面に打ち出されている気がします。
目を引くパッケージが多くの人々に火災予防運動期間であることを知らせるほか、家庭内でもパッケージを見ただけで、予防意識が引き出されるのではないでしょうか。パッケージを見た瞬間、「そういえば火は消したかな」なんていう考えが、頭を過ぎってきそうです。

このパッケージデザインから学べること

今回のパッケージデザインからは、社会性をテーマとした期間限定のパッケージによるブランディングについて学ぶことができます。赤い消防車のパッケージは、従来の551蓬莱の四角く赤いパッケージのイメージと重なり、通常期間と限定期間との相乗効果があります。さらに火災予防運動と期間を合わせ、その広報の一助となることにより、火災予防運動という社会性の高いキャンペーンを支援している企業という良いイメージを消費者に届けることができます。コーズマーケティングというと大袈裟になりますが、企業と社会性の高いテーマとのコラボレーションが、企業のブランド力向上につながる良い事例だと思います。