可愛らしい動物のパッケージは、つい手にとってみたくなるもの。特にお子さんや女性なら、“可愛い”ことは購入動機の大きなポイントとなるでしょう。自分用はもちろん、お土産でも相手の「可愛い」と喜ぶ顔がイメージできます。
今回ご紹介する『パンダのシュガーバターの木』は、そんな可愛い動物好きな方にオススメのパッケージデザイン。最近は上野動物公園にやってきたジャイアントパンダのシャンシャンが人気ですが、そんなパンダを用いたお菓子のパッケージです。
パッケージ紹介
『パンダのシュガーバターの木』はパッケージが2つ。7・14・21個入りはパンダイラストの包装紙、5個入りはパンダ型のパッケージとなっています。
包装紙にはカラフルな木とそれに捕まって登るパンダのイラストが。ピンク色の包装紙も、落ち着いた色合いです。そしてパンダ型のパッケージは、パッケージ全体がパンダの上半身に沿って型どられています。大きな顔に小さな帽子を被ったパンダ。手にはハート型のメッセージカードを持っており、可愛らしく目を引くデザインです。
なお、『パンダのシュガーバターの木』は個包装のパッケージも印象的。白基調の袋には、パンダの顔が描かれています。しかし実は、顔部分は袋ではあなく製品そのものに描かれたもの。袋を開けると、シュガーバターサンドにパンダの目・鼻・口が描かれています。
分析と個人的見解
製造元であるグレープストーン社は、ジャイアントパンダ保護サポート基金に協賛されています。また、ジャイアントパンダのシャンシャンで盛り上がる上野動物公園近く、上野駅にも店舗を構えていることなどから、パンダデザインのお菓子製造は必然といえるのかもしれません。
ゆったりとした動きとつぶらな瞳、そして大きくてまん丸な体型が愛くるしいパンダ。動物の中でも、まさに“愛されキャラ”です。そんなパンダをパッケージの全面にあしらったパッケージは、お土産として「これなら喜ばれそう」と即決してしまいそう。上野駅のお店なら、動物園で見たパンダの姿を思い浮かべながら食べようと、自分用に買って帰る人も多そうです。実際にSNSを見てみると、パッケージデザインについて「可愛い」という声がたくさん挙がっていました。
「ともこちゃん?(*´??`?)?おはよ～♪どういたしまして😆👍➰パンダのシュガーバターの木は誕生記念で発売されて、販売店舗限定みたいだよ～😊美味しい&可愛いで最強だね～😆」（@f1_084さん）
「シュガーバターの木って美味しいのかな？パンダのお菓子あって可愛い😍」（@ayametantan）
「お客さんから頂いたシュガーバターの木😊上野のパンダ仕様になっててかわいい❤食べるのもったいない（笑）」（@mixxx0810）「お土産で貰ったシュガーバターの木のパンダver。パッケージだけじゃなくて中身まで、ちゃんとパンダのプリント付きなのが可愛いんだなー。」（@kyunxkyun）
「昨日上野駅で買ったシュガーバターの木！シャンシャン生誕の記念で東京駅と上野駅限定でパンダの売っているそうで(私知らなかった←)家族にお土産で買って自分用にキャラメルマキアート味は自分用に購入。私今お菓子充してる嬉しい(,,> <,,)?」（@rinzzard0kk） 「シュガーバターの木のパンダ誕生の限定品可愛いかったのでお土産に♪♪」（@jyoseinokati）
やはりパッケージの可愛さから、お土産などに選ばれていることが分かります。例えば遠方でシャンシャンを見に行けないという方でも、『パンダのシュガーバターの木』をお土産に受け取れば、なんだかパンダに出会ったような気分を味わえるのではないでしょうか。
包装紙、あるいはパンダ型のパッケージは、食べ終えた後もそのまま飾っておきたくなりそう。愛くるしいパンダだからこそ、このパッケージもまた愛着が湧いてきそうです。
このパッケージデザインから学べること
昨年2017年の流行語大賞に決まった「インスタ映え」。このパンダのシュガーバターの木５個入りは、まさにインスタ映えするパッケージになっています。お客様が何を目的に購入されるかを考えたときに、お土産用・自分用を問わずこの「インスタ映え」の要素はとても大事ですね。今回の事例はパッケージによる付加価値を金額換算でき、パンダパッケージ5個入り540円、7個入り570円、を比較すると100円～130円はパンダパッケージの付加価値分と判断できます。お客様はそれ以上の価値を充分に感じて購入してくださっているのでしょう。パッケージの工夫は、生産面・流通面等で考慮しなければならないことも多いですが、挑戦されれば大きな付加価値を産み出すことができるはずです。ぜひインスタ映えするパッケージで商品に新たな価値を付与してみてください。