受験シーズンを迎え、志望校への合格を目指して猛勉強に取り組んでいる学生は多いはず。また、神社へ合格祈願に行ったり、食事に縁起の良いものを選んだりする方もいるでしょう。あるいは子供など親しい間柄に受験生がいれば、激励の気持ちを込めて贈り物を送るかもしれません。
この時期は各種店舗でも、さまざまな合格祈願グッズが販売されています。食品にも合格祈願を謳ったものが増え、多くの受験生が購入しているようです。
今回ご紹介する福太郎の「合格祈願めんべい」も、そうした商品の1つ。受験シーズンに向けた限定品で、工夫の凝らされたパッケージデザインとなっています。
パッケージ紹介
福太郎「合格祈願めんべい」は、縁起の良い色と言われる真っ赤な箱。商品名は前側面に白色で書かれ、もっとも目立つ前面には大きなダルマが描かれています。紅白かと思いきや、ダルマは水色。顔面背景とダルマのお腹に書かれた「合格祈願」などの文字が白色です。
なお、ダルマのお腹は、真ん中に「めんべい」商品のロゴである「め」の字。そして、ダルマの目は白いまま、眼玉は塗りつぶされていません。また、箱の横側面は、赤ではなくダルマと同じ水色で施されています。
分析と個人的見解
ダルマと言えば、まさに縁起の良いものの代表格。あまり受験生でダルマを買うというケースは少ないかもしれませんが、それでも縁起の良さはご存知でしょう。真っ赤な箱は目を引き、自分用から贈り物まで喜ばれそうです。
また、ダルマの目が白いままなのもポイント。ダルマの目と言えば最初に片方だけ塗りつぶし、願いが叶った段階でもう片方を塗りつぶすという風習があります。たとえ中身のせんべいを食べ終えても、机の上などに置いておきたくなりそうです。贈り物であれば、あらかじめ片目を塗りつぶしておいても良いのではないでしょうか。福太郎の公式ホームページを見てみると、以下のように書かれていました。
「定番のめんべいプレーン味の2枚入×3袋ミニシリーズ。受験シーズンにピッタリな”だるま”のイラストが印象的なパッケージです。最初は左を、満願で右目に墨を入れます(諸説あり)。受験を控えている人に左目を塗ってプレゼントするのも良いかもしれません。」(福太郎公式通販サイトより)
諸説あるものの、最初に塗りつぶすのは左目が良さそうです。もちろん普通に黒塗りするだけでなく、例えば可愛らしい目にしてみるなど、自分なりに楽しむこともできるでしょう。
ダルマと言えば、どんな印象を持つでしょうか。なんとなく厳格な印象がありますが、SNSではパッケージについて「可愛い」という意見が多く見られました。
「いただいためんべいの箱がツボど真ん中のペネロペカラーですごくかわいい」(@Hz8787Hさん)
「そして、めんべいの合格祈願のパッケージ、可愛い」(@kakko_tytvxqさん)
鮮やかな水色という、独特のカラーが可愛らしさを演出しているのかもしれません。性別を問わず、受験生なら受け取って嬉しいアイテムではないでしょうか。もちろん進学だけでなく、資格試験への合格祈願にも使えます。中身のせんべいは夜食にもなるので、受験生を持つご家庭なら、そっと子供の机に置いておくと「頑張って」の気持ちが伝わりそうです。