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2019年6月19日

~まるで本物のクレヨン箱~多彩なカラーが楽しい「マカヨン」のパッケージ

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色とりどりのカラフルなフレーバーと、コロンとした丸いフォルムが特徴のマカロン。もとはフランスの伝統焼き菓子ですが、近年では日本でも広く親しまれるようになりました。マカロンといえば、そのキュートな風貌に合わせてか、パッケージも凝った華やかなデザインのものが多いお菓子。ホワイトデーや結婚内祝いのお返しといった祝い事、あるいは訪問先への手土産など、友人・知人へのギフト用に箱詰めで買い求める人も少なくありません。
今回ご紹介するパティスリー「エクラデジュール」の「マカヨン」も、贈って楽しい・もらって嬉しいユニークな一品。その秘密は、大人心をくすぐるパッケージにあります。

 
 
 

パッケージ紹介

箱はシンプルな白い長方形。その蓋にプリントされているのは、何本ものカラフルなクレヨンの絵です。クレヨンの持ち手には「Framboise(フランボワーズ)」「Vanille(バニラ)」などのフランス語が記されており、それが「色名」ではなく「フレーバー名」だということが分かりまるでしょう。
クレヨンの先端は透明の小窓になっており、そこから覗くのは赤、黄、茶色などのカラフルなマカロン。パカッと蓋を開けると、そこには細長い形状のマカロンがまるでクレヨンのように一本一本収まっています。
そのパッケージは、まさにクレヨン箱のよう。マカロンをクレヨンに見立てているのです。このパッケージを象徴するように、名前も「マカロン」と「クレヨン」をかけ合わせた「マカヨン」となっています。

マカヨンは基本の6色セット(ばにら味、ぶるーべりー味、ぴすたちお味、まんごーとぱっしょん味、きいちご味、ちょこれいと70%味)。この他に6色を足した計12色のセットがあり、どちらも本物のクレヨン箱のような見た目をしています。
 
 
 

分析と個人的見解

通常ならば、主役のお菓子を引き立てる目的でデザインされるのがパッケージ。しかし、こちらのマカヨンは、パッケージが主役級のインパクトを放つ異色の一品です。最後にクレヨンを使って絵を描いたのは、いったい、いつのことだったか…。大人ならば、多くの方は保育園や幼稚園や小学校時代など、遠い昔の日であるはずです。このパッケージを手にしたら、懐かしさについ笑みがこぼれてしまうのではないでしょうか。

そして、注目すべきはパッケージに描かれた緑色の「Pistache(ピスタチオ)」。こちらだけが他のクレヨンよりも小さくなっているのは、一種の遊び心でしょうか。本物のクレヨンもお気に入りの色ばかりを使い込み、気づいたときにはその色だけが小さく削れてしまっていることがよくあります。つまりこの絵は、そんなリアリティを追求しているものなのかもしれません。

「フランスでは緑色が好きな人が多い?」
「はたまた、作り手であるシェフが心寄せる色?」
「それとも、数あるマカロンの中でピスタチオ味が一番人気だとの示唆なのでしょうか?」

 

そんな疑問が、パッケージを見ていると頭に浮かびます。しかしいずれにせよ、あれこれとイマジネーションを掻き立てられてしまう点も、このパッケージの魅力であることは間違いないでしょう。

そんなマカヨンのパッケージには、SNSでも多くの反響が寄せられています。

「ネーミング、パッケージに遊び心があるの、好きです」(@nAqua_hさん)
「贈り物用に買ったマカヨン(マカロン+クレヨン)可愛くて自分用も買った」(@soda_takiさん)
「これ友達の子共に喜ばれた」(@kakusuko6daimaoさん)
「これをかわいいって言ってる俺 危なくないか~(汗)」(@buonomagさん)

斬新で可愛いらしい見た目は、女性だけでなく男性や子ども心もくすぐるようです。

 
マカヨンを提供するパティスリー
エクラデジュール
公式HPによれば、店名にもなっている「エクラデジュール(Eclat des jours)」は“きらめく日々”を意味する造語とのこと。
色とりどりのマカロンと、それらを最大限に生かすユニークなパッケージは、確かに私たちの日常にきらめきを届けてくれるものだといえそうです。
 

 
 
 

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