イギリスに本社を構えるトワイニング。300年以上もの歴史を持つ同社では、1706年に初めて紅茶店をオープンしました。香り高いさまざまな種類の紅茶は、日本でも多く愛飲されています。そんなトワイニングの紅茶は、香りや味はもちろん、パッケージにもこだわりがあります。今回は応募総数1,160点という中から「日本パッケージデザイン大賞2013」で銅賞を獲得した、「フラワーブーケ」についてご紹介しましょう。
ご紹介するパッケージ「日本パッケージデザイン大賞2013 フラワーブーケ」
トワイニングの紅茶は、ホテルや結婚式の贈り物などにも広く利用されています。英国御用達と銘打つ紅茶のパッケージからは、どことなく気品が感じられるでしょう。「フラワーブーケ」もまた、バラをあしらった可愛らしいパッケージの中に、どことなく深みと高級感があります。
「フラワーブーケ」は、1つ1つのティーバックがパッケージ包装されています。そのため、ちょっとした贈り物などに小分けで渡せるのも魅力と言えるでしょう。テーブルなどにも起きやすい四角錐型のパッケージ。バラのデザインは、5面それぞれに違った見え方で楽しませてくれます。
また上部にはリボンが着けられており、フックなどに掛けて飾ることも可能です。ティーセットと一緒にダイニングなどへ飾れば、インテリアの一部としても映えるのではないでしょうか。トワイニングの公式Facebookページでも、投稿された「フラワーブーケ」の写真に次のようなコメントが寄せられています。
「パッケージ、春らしくてとても素敵ですね」
「気軽さが良いですね」
「お洒落(*´∇`*)」
「いつも思いますが、お写真のセンスが抜群ですね。とっても素敵です。お品物も、、、」
可愛らしいデザインはもちろん、個包装など使いやすさも評価されていることが分かります。歴史に裏付けられた気品ある紅茶。しかしそのデザインは、人々に親しまれる身近な存在として受け入れられているようです。
パッケージに関する分析・見解
トワイニングの国内販売を手掛ける片岡物産では、「フラワーブーケ」のデザインについてオンラインショップで次のように紹介しています。
トワイニングがお届けするプチギフト『フラワーブーケ』。ピンクの薔薇をあしらったパッケージは、まるで新郎新婦からゲストへ、花束を手渡すかのようなおもてなしを演出できます。三角形のパッケージと、トワイニングオリジナルのロゴリボンでエレガントな装い。
この「フラワーブーケ」が、結婚式をはじめとしたお祝い事での贈答品などを意識してデザインされたことが分かります。バラの優しい色合いには、相手に対する感謝の気持ち、そして送り手の幸せな気持ちの2つが込められているのかもしれません。もちろん結婚式のみならず、ティーパーティー等でもテーブルを彩ってくれるでしょう。
紅茶を飲むその前後まで、人々に喜びを与えたい。「フラワーブーケ」のパッケージには、そんな思いが込められている気がしてなりません。
このパッケージから学べること
今回のパッケージは、デザインとその形状に大きな特徴があります。この四角錐型のパッケージは、まるでブーケのようです。そのように考えると、パッケージの形状とパッケージデザインを工夫すれば、お客様の利用シーンを、パッケージで演出することもできるというわけですね。パッケージデザインとパッケージの形状を利用シーンに合わせて戦略的に考案されているのではないか、そんなことを学とれるパッケージだと思います。御社のパッケージも、お客様の利用シーンにあわせてデザイン、形状を検討してみてはいかがでしょうか?
パッケージの紹介
「フラワーブーケ」は下記のサイトから購入できます。素敵なデザインなので、妻に1つプレゼントとして購入するといいかもしれませんね!