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2021年6月18日

バッグの中には絵画が―アートな気分に浸れるパッケージデザイン

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パッケージデザインにおける “激戦区”はどこかと問われれば、それはやっぱり「お菓子」でしょう。中でも、チョコレートのパッケージには凝ったものが多い気がします。単にオシャレなだけでなく、ポップ、レトロ、メルヘン、ラグジュアリーなど多様なテイストのパッケージを目にするでしょう。
今回ご紹介するマリベルの「ブルーボックス」は、そんな中にあってもキラリと異彩を放つパッケージ。チョコレートとしては珍しい、アーティスティックな趣のデザインを詳しく見ていきましょう。

 

 

 

パッケージ紹介

パッケージの販売元は、NY発の高級チョコレート専門店「マリベル」。NYタイムズ誌が「世界一おいしいチョコレート」と称賛したことでも知られるお店です。そのシグネチャーアイテムは、トートバックの形をしたパッケージが人気の「ブルーボックス」。高級感ある薄いブルーの色合いに、チョコレートを連想させるこっくりとした茶色のバイカラーがなんともオシャレでしょう。持ち手が異素材(紐)になっていたり、同店のロゴが大きくセンターに鎮座していたりと、本物のショッピングバッグに迫るリアリティになっています。

このパッケージ、開け方にも独自の工夫がありました。トートバッグの上部がパカっと割れる仕様。箱を開けると、絵画と見まがうような緻密な絵柄のチョコレートが目に飛び込んできます。公式ホームページには、マリベルのカラフルなチョコレートについて次のような解説が。

 

「箱を開けた瞬間に目に飛び込んでくる小さなキャンパスに描かれたアートには一粒ひと粒にメッセージが込められた風味豊かなアートガナッシュです。」
マリベル公式ホームページより)

 
このパッケージは、絵画が額縁に収められ飾られている様子をイメージしたものなのでしょう。まるで美術館でモダンアートを鑑賞しているような、優雅な気分に浸れるデザインです。

 

 

 

分析と個人的見解

絵画とトートバッグ。この組み合わせは斬新で、一度見たら忘れられない非常にユニークなパッケージデザインではないでしょうか。ちなみにチョコレートの絵柄は複数あり、一粒ごと違ったストーリーがあるのもマリベル流。例えば小さな女の子がアイスを手にした絵の描かれたチョコレートには、公式ホームページを見ると以下のようなストーリーがあるようです。

 

「ママのパンプスを履いたアンジェリーナ。髪をセットし、サングラスをかけ、急いで友達に会いに…でも、大好きなアイスクリームは忘れない。」
マリベル公式ホームページより)

 
果たして、どんなストーリーやメッセージに出会えるのか?箱を開ける瞬間のドキドキ・ワクワク感を加速させてくれるこのパッケージには、SNSでも称賛の声が多数あがっていました。

 

<Instagram>
「入れ物から洒落てる」(@milksop147さん)
「いつも思いますが、ボックスのデザイン素敵ですね‼️ボックスもリボンも保管しています」(@sonomimi8590さん)

<Twitter>
「このカバンのパッケージ、めっちゃかわいいんですけど」(@cio_lunacyさん)
「マリベルのチョコパッケージ可愛すぎて買ってしまった」(@mistyrain0801さん)
「マリベルはパッケもチョコも可愛いので見てるだけで幸せになります…」(@Yell_Man_Monさん)
「マリベルのチョコ〜やはりいいサイズ感ですね……いやそんな、この箱が目当てだったなんて、そんなそんな」(@c0nomiさん)
「マリベルのチョコ食べたよ♡美味しかったキラキラパッケージ可愛くて捨てられない」(@puroople22さん)
「昨日、マリベルで買ってきたチョコを食べようかと思ったけど、もったいなくて、眺めただけ大爆笑 青のハート箱がバッグの形でかわいい」(@yaocchi511さん)
「マリベルのチョコはバッグ型のケース入りでめちゃくちゃ可愛い!!!」(@wanoriesaさん)
「何よりまず可愛くて強い。 目が引き寄せられて購入。 箱も超可愛くて、食べた後はピアスとか小さなリング置きになる。」(@kuroasashina)

 

 
もちろん個人差はありますが、女性が好きなアイテムというものは確かに存在するのでしょう。それはハートやリボン、お花、あるいは動物など。そして、このデザインに用いられたバッグもその一つ。だからこそ、このチョコレートはこんなにも世界中で愛されているのではないでしょうか。SNSに見られた「パケ買いした」という声にも、このパッケージなら納得してしまいます。

 

 

 

 

 

 

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