化粧品売り場やオンラインサイトなどで見かけるコスメは、どれもパッケージがオシャレで可愛いものばかり。そんな中から今回ご紹介するのは、“かわいい・たのしい・クセになる”がコンセプトの化粧品ブランド「Elizabeth」の〈ミー〉から展開されている「ひんやりジェラートプライマー」です。
コスメでありながらも、ジェラートの見た目をしたパッケージは一度見たら忘れられぬ存在感。普通コスメのパッケージといえば、プチプラのものはプラスチックのパッケージだったり、高額コスメはブランドロゴがプリントされたシンプルな紙パッケージだったりすることが多いでしょう。
このパッケージには、どんな意味が込められているのでしょうか。詳しく解説していきます。
パッケージ紹介
コスメのパッケージデザインには珍しく、“お菓子”をモチーフにした「ひんやりジェラートプライマー」。さわやかなフレーバーを想像させるパステルグリーンのジェラートに、目の細かいコーンのコンビネーションがポップでキュート。ジェラート部分にはピンク色でブランド名の「me」、そして白色で商品名の「Icy Gelato Primer」が書かれています。箱は少し下部に掛けて補足なっていて、実際のジェラートを上部だけ切ったような形状です。
さらに箱の上部には「ひんやり新触感プライマー」と書かれたクッキーと「Enjoy me」と書かれたスプーンが突き刺さり、ジェラートらしさを演出するのに一役買っています。しかも、このクッキーとスプーンには面白い仕掛けが。裏側には上向き矢印とともに「open!」の文字があり、上に引っ張ると箱の上部がパカッと開くようになっているのです。
なぜ、こんなにも遊び心に満ちたパッケージなのか。それは恐らく、〈ミー〉のブランドコンセプトが“ワクワクを感じるエンタメコスメシリーズ”だからなのでしょう。確かに見るだけで楽しくなる、そして心躍るようなパッケージデザインです。
分析と個人的見解
なぜ「ジェラート」をパッケージデザインに採用したのでしょうか。一般的に「プライマー」とはいわゆる「化粧下地」のことですが、ここに秘密がありそうです。なお、こちらの商品はメイク前にひと塗りすることで、化粧後の肌をくずれにくくする目的で使用する「部分用化粧下地」となっています。
公式サイトには、商品ついて以下のような説明がありました。
「塗った瞬間、ひんやりパウダー化!」
「ジェラートみたいな塗り心地」
(株式会社エリザベス 公式ホームページより引用)
つまりこのパッケージデザインは、「ジェラートのようなテクスチャー」かつ「ひんやりした塗り心地」という商品のストロングポイントを可視化したもの。確かに、暑い時期のメイクにはトラブルがつきもの。せっかくファンデーションを塗っても汗で落ちてしまったり、顔がテカってしまったり。そんな悩みを抱える女性たちならパッケージを一目見て、「これなら使いやすそう!」と手に取ってしまうのではないでしょうか。“ジェラート=なめらかで冷たい“という図式が、「さらっと軽いテクスチャー」と「ひんやり感あるつけ心地」を想像させるからです。
SNSでも、このインパクトあるパッケージを称賛する声が多数あがっていました。
<Instagram>
「パッケージがジェラートみたいで可愛い♡♡♡」(@romi_1006さん))
「パケも中身もジェラートみたいで可愛い♡」(@mai.make52さん)
「完全パッケージ買い」(@0807_ryu71さん)「店頭で色々見てまわっていた際に
パッケージのかわいさと
ひんやりワードに惹かれて購入
触った瞬間ひんやりとした
まるでジェラートのような
ジェルクリーム
新感触…」(@pipi_98mtekさん)
<Twitter>
「パッケージも中身もジェラートそっくりで可愛いです
メロンシャーベットみたい
香りも爽やかな香りで好みです」(@@potekororonさん)
「なにこの可愛さ!! 箱もパケも可愛すぎる」(@CosmeYpiさん)
パッケージに心惹かれて、思わず購入した人もいるようです。「これ気になる!」「使ってみたい」「可愛い」「欲しい!」など。このパッケージは、人々のそんな直感に訴えかけてくるデザインと言えるでしょう。
<〈ミー〉ひんやりジェラートプライマー商品ページ>