なつかしい絵柄に癒される 歴史あるオレンジのパッケージデザイン

かわいいデザイン
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幼稚園や保育園で教材に使われることも多い、サクラクレパス。「なつやすみおもいで」「クリスマスかい」など本気のお絵描きにも、「せんせいのかお」「すきなたべもの」などちょっとした落書きにも、子どもの頃に誰もが一度は手にしたことがあるでしょう。オレンジ色の背景にクレパスで描いたような絵柄が散りばめられたデザインの箱は、とてもシンボリック。大人になってから目にすると、胸の奥から懐かしさがこみあげてきます。そんなクレパスがタオルギフトになりました。今回はそんな商品、スタイレム瀧定大阪株式会社のタオルギフトコレクション「クレパスタオル」のパッケージデザインをご紹介します。





パッケージ紹介

国民的アイテムである「クレパス」のパッケージデザインといえば、シンプルかつ独創的な絵柄が特徴的。オレンジ地に、ヨットや花や鳥や犬といったイラストがプリントされた箱は、クレパスで描く“画用紙”の自由な世界そのもの。「クレパスタオル」にも、同様のパッケージデザインが採用されています。



「クレパスタオルとは何なのか?」は、箱を開けるとすぐにわかります。中にはタオルハンカチが二枚。二枚というよりも、二本という方がしっくりくるかもしれません。なぜなら、タオルが細長く棒状に丸められ、まるで本物のクレパスのように収まっているから。この丸められたタオルが、「クレパスタオル」なのです。一本一本に「みどり」「みずいろ」「きいろ」などの色名が入っていて、まさにクレパスを表現しています。

クレパスのパッケージデザインは、販売元である株式会社サクラクレパス(1928年創業)の歴史の中で何度か刷新されています。そんな中、現在のオレンジのパッケージは、もともと1969年に作られた「クレパス(ふとまき)」のパッケージデザインを基として受け継いできたもの。とても伝統あるパッケージなのです。





分析と個人的見解

「クレパスタオル」の秀逸な点は、やはり徹底的に“クレパスらしさ”を追求しているところでしょう。パッケージでいえば、なんと箱裏面に「くみ」「なまえ」を書くスペースまで再現。細部にまで、クレパスらしさにこだわっているのです。大人なら、見ていると懐かしい思い出が呼び起こされるかもしれません。

そして、よく見ると箱表面の左下には「これはタオルです」「文字は書けません」との説明書きが。見た瞬間に、思わずくすりと笑ってしまいます。

なぜ、これほどまでにパッケージデザインの再現度が高いのか。それは、クレパスの箱を作っている印刷工場で、タオルギフトの箱も生産しているからなのだそう。だからこそ、クレパスの箱とまったく同じ色とデザインを再現できているんです。ここにも、パッケージデザインに対するこだわりが感じられます。

このパッケージデザインには、SNSでも次のように称賛の声が続々と挙がっていました。

<Twitter>
「頂き物のクレパスタオル!箱も可愛いw」(@nizinomurasakiさん)
「このパッケージが懐かしさを感じさせてくれるね」(@icchaaaaaan1228さん)
「めちゃくちゃ可愛いクレパスタオル!!開けた瞬間テンション上がっちゃった笑 可愛いがすぎる」(@atyan_kaenaさん)
「取引先の方から頂いたお中元 「サクラクレパス タオル」 使うのもったいないや 笑」(@drop_0730さん)

<Instagram>
「実はこれら、今週末の誕生祭の景品なのです!箱も保管したいレベルの可愛さです!」(bunbundoさん)
「息子からもらったクレパスタオル 懐かしい絵柄の箱を開けたらやさしい色のタオルが入っていました 子どもの頃、ももいろが好きでした 強く握りすぎて折れてしまうと悲しかったです」(mamisun67さん)



SNSの投稿を眺めていると、さまざまなシーンで贈り物に活用されていることがわかりました。出産祝い、内祝い、入園・入学祝い、結婚式の二次会の景品、誕生日や送別会の贈り物など。多くの人々にとって馴染み深いクレパスのパッケージは、子どもにかかわるイベントにぴったりかもしれません。



クレパスは、使っていくうちにどんどん短くなっていきます。そして短くなるたび、巻紙をピリピリと破って使い続けていくあの感じ…。タオルにも紙が巻かれていて、使用するにはこれを取らなければいけません。SNSでも「使うのがもったいない」と言う声がありましたが、確かにパッケージデザインが秀逸過ぎて、箱のまま残しておきたくなる気持ちも分かるのではないでしょうか。



<クレパスタオル ショップページ>